日本、北方領土での軍備縮小要請 モスクワで日ロ2プラス2

[モスクワ 31日 ロイター] – 日本とロシアの両政府は31日、モスクワで外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開いた。小野寺五典防衛相は、ロシアが潜在的脅威への対応として北方領土で軍事演習を強化していることに対し、活動縮小を要請した。

メドベージェフ首相は今年2月、北方領土への軍用機の派遣を承認。日本が導入を計画する陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を巡り、日ロの関係が緊迫したことが背景にある。

ロシアはこのほか、新型ミサイル防衛システムも北方領土に配備したほか、海軍基地の建設も計画している。

小野寺氏はショイグ国防相との会談後、ロシアが北方4島で軍事能力を強化していることから具体的な方策を求めたと説明。また、イージス・アショアについて、防衛のみを目的としており、ロシアにとっての脅威にはならないと述べた。

 
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