[2日 ロイター] – 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、ロシアが新たに多数の北朝鮮労働者を受け入れ、労働許可を与えていると報じた。国連安全保障理事会の制裁決議に違反している可能性があるという。
同紙はロシア内務省の記録に基づき、昨年9月以降、1万人以上の北朝鮮労働者がロシアで新たに登録されたと伝えた。
そのうえで、米当局者らの話として、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を遮断し、核開発放棄への圧力を強めるために国連安保理が採択した制裁決議に違反している可能性があると報じた。
また、ロシア労働省の記録に基づき、今年に入って北朝鮮労働者に新たに出された労働許可は700件以上に上ると伝えた。
ロシア外務省はコメント要請に応じていない。