スコットランドのアバディーン出身のアローシャ・ネコナムは、2年間半、拒食症に悩まされてきました。拒食症は10代のときに始まり、それ以来、彼女はずっと健康になりたいと思ってきました。彼女は日課の運動量を増やし、脂肪分の多い食物を一切摂りませんでした。彼女の日常生活におけるストレスが、法学部卒業生のプライドを傷つけていたのです。彼女の健康的な生活は、すぐに正反対の不健康な状態に陥ってしまったのです。
2016年、日々減量が進んでいることについて、彼女は「勝利を感じている」と、PA Real Lifeに語りました。しかり、ネコナムは、ゆっくりと一般世界から自分を隔絶し始めていたのでした。
「私は人一倍エクササイズに取り組み、毎日空腹のまま1時間半ランニングをしていました」と彼女は語ります。「私のセルフイメージはどん底でした。 私は何も達成していないか、自分が設定した目標にまったく達していない無力感を感じていたのです」
「これまで自己嫌悪に陥ったことは一度もありませんでした。でも、その時は自分が嫌になっていました。私は絶食を行いました。それが自分にとって唯一得意といえるものだったからです」
25歳の彼女は、3歳のときから、ダンスを習っていました。短期間に体重を落とすのは良くないと知っていましたが、自分自身を止めることができなかったといいます。
「好きで拒食症になったわけではありません」と彼女は説明した。「虚栄心とは関係ありません。 すべての根源は心です。それは中毒なのです」
彼女の母親は後で彼女を精神科医に連れて行きました。一方、ネコナム自身は何の問題もないと思っていました。医者が、体重があまりにも減ったので車椅子が必要だろうというまで、彼女は自分の「心」が重症だとは思っていませんでした。
「心の病気から回復したいと思ったとき、私は自分自身にした仕打ちに衝撃を受けました」と彼女は語ります。「私は徐々に体重を増やす治療に、精神科医と栄養士と一緒に取り組みました。体が強くなるにつれて、私の心も強さを増しました。私は、自分が粗末にした自分の体は、決して無価値ではないことに気づきました。私は、孤独で恥ずかしい気持ちになりました。私は自分の人生を取り戻したくなりました」
家族、友人、セラピストの助けを借りて、彼女は徐々に体力を回復しました。ヨガの実践を経て、彼女はさらに力強くなりました。
「早期介入が重要です」と彼女は語りました。「友人や家族が拒食症の兆候に気づいてあげることも大切です。拒食症ではないと言い張ったり、秘密にしたり、人前で食べないことの言い訳をするのも、その兆候です。よく注意してください」
©YouTube Screenshot | Aroosha Nekonam
「今や、私はまったくの別人になりました。かつては自分への罰としてエクササイズをしていましたが、今は毎日のエクササイズを楽しみにしています。 私は人生にとても感謝しています」
ジムでエクササイズ中のネコナム
Credit: Facebook/Aroosha Nekonam