【グルメ】パクチーの新発見! デトックス作用

パクチーは好き派?嫌い派? 独特な香りがあって、料理を際立たせるアクセントになる可愛い葉っぱ。タイ料理にはよく使われますが、実は、たくさんの台湾料理にとってパクチーは不可欠な野菜です。殺菌効果があると古くから言われていて、肉などの臭みを消す作用があるとも言われます。特に、アジアの暑い国の料理ではよくパクチーを見かけますよね。

台湾ではスープ類によく入れるパクチー(Shutterstock)

実際、パクチーは漢方として使われていました。しかも、2千年以上もの前の、漢の時代からすでに利用されていたそうです。台湾の漢方医・溫嬪容先生は「パクチーの特有な香りは胃神経を刺激し、消化を助け、食欲増進の作用があります。そして、パクチーのたねも使えます。歯の痛みや腹痛に良い効果をもたらします」と説明しています。なんと、米国薬局方にもパクチーのたねが収録されているようですね。

パクチーに含まれる一部の成分はデトックス作用がある(Shutterstock)

しなやかな葉っぱと茎には、私たちが1日に必要な量の3倍ものビタミンKが含まれていて、凝血作用があるので、傷口が早く治り、肝臓の健康に役立つそうです。

パクチーのいいところはそれだけではありません。日本での最新研究の中で、パクチーに含まれる一部の成分が重金属鉛に対してキレート(挟み込む)作用があって、重金属鉛を挟み込んで体外へ排出する働きがあると報告されています。いわゆる、デトックス作用ですね。そんなわけで、香りが強すぎて敬遠する人もパクチーを見直そうとしているようです。

タイ料理にもパクチーをよく目にする(Shutterstock)

また、体力が暑さに奪われないように、辛いものや香りの強いものを食べるとよく言います。この夏、デトックス作用のあるパクチーを加える料理を試してみませんか?

 
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