メキシコで7000年前の3人の遺体が発見されました。
メキシコシティの考古学者たちによる記者会見により、マヤ文明の先祖の遺物が洞窟で発見されたことが明らかになりました。遺物はメキシコ南部のタコタルパにあるプヨル洞窟で発見されました。7000年前のものであるかもしれないとのことです。
「マヤ人たちにとって、この洞窟は先祖のための洞窟でした。この洞窟はマヤ人たちによって使われ、彼らはすでに洞窟内にあった遺物を尊重し、自分たちの遺物も洞窟内に残しました。ですから、この洞窟は今日まで少なくとも7000年間使用されてきたことになります」と国立歴史人類学研究所の考古学者のアルベルト・マルトス氏は記者会見で述べました。
科学者たちは古代のマヤ人たちの骨格や頭蓋骨、歯など様々な遺物を展示しました。
「遺物は7000年前のものであると判断しました。当時は洞窟を利用した様々な集団がいました。明らかなのは、洞窟は居住用のものではなかったことです。先史時代には、洞窟はおそらく儀式や墓として使用され、人々の遺体を処分するところでした」
マヤ人たちは、紀元前1800年ごろ、現在のメキシコと中央アメリカにあたるメソアメリカに住んでいました。
マヤ文明は250年ごろに最盛期を迎えました。マヤの人口は200万人に達していたと考えられ、マヤ文明は約40の市に広まっていました。
マヤ人たちは200年あまり支配した後、900年ごろ、忽然と姿を消しました。科学者たちは依然として、繁栄していた文明が突然消えてしまったことに当惑しています。スペイン人たちがやって来た頃には、マヤ文明は熱帯雨林の下に埋まっていました。そして、マヤ人たちは点在する農村で生活していました。