[ワシントン 10日 ロイター] – 茂木敏充経済再生担当相は10日、米ワシントンでライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と2日目の日米通商協議(FFR)を行った。会合後、生産的な議論ができたと述べ、9月をめどに次回会合を開くことを明らかにした。
茂木再生相は、日米双方が貿易をさらに拡大させる重要性を認識していると指摘。ライトハイザー代表とは幅広い分野について意見を交換したと述べた。その上で、日米の貿易を拡大させるための方策を探求すること、双方の共通認識に基づき協力分野を拡大することで一致したことを明らかにした。
茂木再生相は「双方の基本的考え方、共通認識を深めることができた。信頼関係に基づいて、さらに議論を深める」と記者団に語った。防衛装備品や米国産液化天然ガス(LNG)の輸入拡大に関し、「一般的なトレードのルール分野でないことも含め議論をすることはあり得る」との考えも併せて示した。
USTRは、両国が貿易推進、協力拡大、貿易や投資に関する見解の相違を埋める方策を検討することで合意したと述べた。