[バーミンガム(英イングランド)/ロンドン 15日 ロイター] – 英ロンドンの国会議事堂前で14日に乗用車が暴走して通行人3人が負傷した事件で、テロの疑いで現場で逮捕された運転手の男がスーダン出身で英国籍のサリハ・ハーテル容疑者であることが、欧州の治安筋の話で15日、明らかになった。
29歳の同容疑者は現在、テロ行為を準備した疑いで取り調べを受けており、15日には殺人未遂の容疑で再逮捕された。
車は通行人をはねた直後に国会議事堂前の防護壁に衝突。警察は車が意図的に通行人に突っ込んだとみている。
治安筋によると、ハーテル容疑者は中部バーミンガム在住。
英警察は、容疑者がスーダン出身の人物であることを認めたが、名前は明かさなかった。
警察は声明で、事件の動機を解明することが引き続き優先課題だと表明した。