ダンス振付コンテストの最高峰として知られる「Legend Tokyo Chapter.8」が8月18日、19日に開催された。このコンテストの審査基準は「誰もが楽しめてこころを動かされる作品」。2日目の19日は18組が出場した。スポットライトに照らされたダンサーたちの踊りもパーフェクトだが、一つ一つのストーリーも素晴らしい作品が披露された。
バブリーダンスで知られる人気振付家のakaneや、乃木坂46の振付家として名高いSeishiroなど、日本のトップクラスの振付家を輩出してきたこの大会は、多くの人の関心を集めた。
大会審査員長をつとめたトラヴィス・ペインは、マイケル・ジャクソンをはじめ、ジェニファー・ロペス、ビヨンセの振付やパフォーマンスを手がける演出家。トラヴィスは「観客を感動させるダンスステージの振付を作ることがどれだけ難しいことか、あまり理解されていないからこそ、このような大会があることは重要です」と、この大会への共感を示している。
特別審査員賞を獲得したのはKAORIN のPreccious Life。母親に対する少女の思いをダンスにしたストーリーで、少女が最後に壁に「ママだいすきだよ」と書いた文字が印象的。審査委員をつとめたMYAは「この作品を見て涙がこぼれてしまいました。難しいテーマに挑んだと思います。最後まできれいにストーリーが流れていて、最初から最後まで目が離せませんでした」と感想を述べた。
準優勝作品賞は MASAKO のkool the gang。
最優秀作品賞はMIWA の美ふう祭。審査員長のトラヴィスは「伝統的なところと革新的なコンテンポラリーなところが見事に融合した作品で、芸術性が非常に高い。ものすごいエネルギーと日本の誇りを感じました」とコメントした。
レジェンドに輝いたMIWA の美ふう祭(撮影:長谷川)