夏になると東京上野・恩賜公園の不忍池を訪れる人がたくさんいます。池の一角で可憐な蓮の花々を鑑賞するだけでもを気持ちが落ち着きますよね。蓮にはいろんな種類がありますが、実は、人が蓮の葉っぱに乗れるほど、とても大きい蓮の葉があることを知っていますか? 台湾にはこの珍しい景観を見ることができる場所があるので、ご紹介しましょう。
台北市双渓公園にある「大王蓮」がそうです。今年の8月14日から、蓮の葉の上に乗れるイベントが開催されたのです。写真をご覧ください。子どもが巨大な蓮の葉の上に寝転んで気持ちよさそうですね。沈まないのかとヒヤヒヤしますが、ご安心ください。葉っぱが破れないように、その上にはプラスチック製の大型プレートが置かれているのです。
大王蓮は睡蓮の一種で、直径1メートルのものもあれば、3メートルに達する、成人の平均身長よりも大きいものもあるのです。そして、70キロまでの重量が耐えられるというスゴイ葉っぱで、まるで小舟のようです。あまりの珍しさで、今年のイベントは開催日から連日長蛇の列の人気ぶりです。
大王蓮の特徴は巨大な葉っぱだけではないのです。花の色も変わるんですよ。花期は3日しかなくて、花が咲いた1日目は白色で、2日目は赤に変わり、3日目には枯れ落ちるのです。本当に短いので、花が咲いた大王蓮が見れる人は超ラッキーですよ。
不思議の国のアリスみたいに、人より大きい蓮の葉に乗るという面白い体験はなかなかないですよね。ここを訪れた人々は写真をFacebookやInstagramにどんどん載せて、ちょっとした話題になっています。友人たちと語れる話のネタ作りに一度試してみませんか。
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