新唐人テレビ主催の第7回「全世界華人ベルカント唱法声楽コンクール」が、11月8日から3日間、ニューヨークで開催されます。純粋な「真・善・美」を備えた正統派の声楽を広めることを趣旨とするこのコンクール。出場申し込み開始に際し、審査員の神韻芸術団テノール歌手、天歌(テン・グー)さんにお話を伺いました。
天歌さんは2004年に全中国声楽コンクール・プロフェッショナルの部で金賞を受賞し、2008年にオペラ・サンノゼに入団。『蝶々夫人』など多数の舞台に出演しました。その後、新唐人テレビ声楽コンクールに2回出場し、銀賞を受賞。コンクールで中国歌曲『小河淌水(小川の水の流れ)』を歌った時の忘れられない感動を語りました。
新唐人ベルカント唱法声楽コンクール審査員 天歌氏
「何年も中国に帰国していないので歌う時 故郷の山河が浮かび、思わず涙が溢れた。中国語の歌曲を歌うことはあまりないので、(コンクールに参加した)収穫は本当に大きかった」
コンクールの間、出場者同士の雰囲気が和やかだったことも、天歌さんの胸に深く刻まれています。
新唐人ベルカント唱法声楽コンクール審査員 天歌氏
「コンクールの時、参加者はみな互いを思いやっていた。新しい友人もできた」
コンクールの時、天歌さんと同等の実力のある出場者が、喉を傷めて棄権を考えていたところ、天歌さんの励ましによって賞を獲得したうえ、2人は深い友情で結ばれました。
天歌さんもここでチャンスを得て、世界中の舞台に立つこととなりました。
新唐人ベルカント唱法声楽コンクール審査員 天歌氏
「私の最大の収穫は神韻芸術団に入れたこと。神韻芸術団は我々に世界中で活躍できるチャンスを与えてくれた」
天歌さんは、神韻芸術団の芸術総監督の指導を受ける幸運に恵まれ、最も正統派のオペラ唱法であるベルカント唱法を習得しました。
新唐人ベルカント唱法声楽コンクール審査員 天歌氏
「以前オペラの舞台に立っていた時は、ワンシーズンに何度か公演すると、それからは休んでいた。神韻の場合、年間数百回も公演が続く。大変なことだが、神の助けと本物のマスターに恵まれてレベルを維持することができる。唱法面、技術面において、正しく歌えば声がかすれることはないが、そうでなければ喉がつぶれる」
天歌さんは、正しいベルカント唱法を使うことで、中国語歌曲の歌詞に内在する要素が際立ち、聴衆を感動させることができると考えています。
新唐人ベルカント唱法声楽コンクール審査員 天歌氏
「我々は純粋な善と美からなる中国文化をベルカント唱法によって広めている。私たちは年間数百回もの公演をするが、全て中国語で歌う。マイクを使わなくても会場の隅々まで声が響くのを、観客は直に体験できる。これこそがベルカント唱法の威力だ。伝統的なベルカントで正しく歌うだけで、何語であろうとも、特に中国語で歌うと最も美しいと私は思っている」
天歌さんは審査員として「チャンスは得難いものです。世界中の華人声楽家にエントリーして欲しい。そして本物の世界の舞台で活躍するチャンスをつかんで欲しい」と参加を呼び掛けています。