韓国政府は27日、中国遼寧省瀋陽から帰国した韓国人が持ち帰った食肉製品から、アフリカ豚コレラウイルスを検出したと発表した。
韓国国務調整室の洪南基(ホン・ナンキ)室長は同日午後、ソウルで開かれたアフリカ豚コレラ対策会議で明らかにした。問題の食肉製品はギョーザや腸詰。加熱されたものであるため、感染の可能性は低いとしている。遺伝子の種類はまだ判明していないという。
中国政府は今月はじめ、国内でのアフリカ豚コレラの発生を公表した。中国メディアなどによると、東北地区の4つの省で4.3億頭のブタが感染。河南省鄭州市政府は感染地域の立ち入り禁止を決めた。
アフリカ豚コレラは豚やイノシシの病気で、致死率が高いが、人に感染することはない。