【動画ニュース】トランプ大統領「不公平な扱いを変えなければWTO脱退」

アメリカのトランプ大統領は8月30日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューを受けた際、世界貿易機関WTOがアメリカへの不公平な扱いを変えなければ、WTOから脱退するだろうと述べました。

トランプ米大統領

「WTO設立合意は史上最悪の貿易協定だ。彼らが改革しなければ、米国はWTOから脱退するだろう」

トランプ大統領は7月にも、アメリカはWTOから長年不当な扱いを受け、極めて不利な立場に置かれていると述べ、WTOが姿勢を改めない場合、何らかの行動をとると警告しました。

アメリカの通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表は、2001年当時のアメリカ政権が、中国のWTO加盟を認めたのは誤りであると非難し、WTOは共産党一党独裁下の非市場経済国である中国とはうまく付き合うことはできないと警告してきました。

8月30日、セシリア・マルムストローム欧州貿易担当委員は、まもなくライトハイザー代表と貿易問題に関して会談を行う予定だと明かしました。さらに、WTOの組織改変を含め、7月に欧州委員会のユンケル委員長とトランプ大統領が合意した、貿易摩擦の解消に向けた一連の措置についても話し合う意向を示しました。

 

 
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