北海道地震、死者40人 政府は20%節電要請

[東京 10日 ロイター] – 北海道胆振中部地震による死者は、40人にのぼった。北海道庁が10日公表した同地震による被害状況によると、安否不明はゼロ、負傷者は666人だった。政府は、北海道内の企業や家庭に20%の節電を要請している。

世耕弘成経済産業相は9日の会見で、北海道内の電力需給は、供給力が346万キロワットまで回復したが、ピーク時に想定される383万キロワットに対し、約10%のギャップがあると説明。

そのうえで、10日と11日に計画停電を実施する予定はないが、節電目標の20%に対し、各方面の協力を求めた。

北海道電力<9509.T>の苫東厚真火力発電所は、当初、約1週間で復旧する見通しだったが、修繕に時間がかかる公算が大きく、道内での電力不足は長期化する可能性も出てきた。

これに関連し、世耕経産相は苫東厚真火力発電所のより具体的な復旧見通しについて、9日を基準に一両日中に示すよう北海道電力に指示したと述べた。

 
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