[モスクワ 8日 ロイター] – ロシアのマトビエンコ上院議長は8日、北朝鮮の平壌で金正恩朝鮮労働党委員長と会談した後、金委員長がロシアを公式訪問する用意があると表明したことを明らかにした。RIA通信が伝えた。
報道によると、金委員長と1時間以上にわたり会談した後、マトビエンコ議長は金氏について「平和を求めている」と述べ、訪問の時期や場所は外交経路を通じて決めるとした。
「金委員長はロシアを公式訪問する用意と意思があることを確認した」と述べ、遅延なく訪問したい考えを示したと明らかにした。
マトビエンコ議長によると、金委員長は「ロシア大統領と会談することは私にとって非常に重要であり、両国の協力の戦略や見通しを話し合う必要がある。もちろん世界的な課題に関する重要な問題も協議したい」と述べたという。
マトビエンコ議長は、プーチン大統領のメッセージを金委員長に伝えたことも明らかにした。詳細には触れなかった。
金委員長はマトビエンコ議長に、ロシアが翌週にウラジオストクで開く東方経済フォーラムを欠席すると伝えた上で、当局者を派遣する考えを示したという。
インタファクス通信がマトビエンコ議長の発言として伝えたところによると、北朝鮮は6月の米朝首脳会談で合意した事項の段階的な実行について米国と協議している。