福建省莆田市の村民が、中秋節を自宅で迎えるために出稼ぎ先から帰郷したところ、知らぬ間に自宅が取り壊されて廃墟と化していました。
インターネットに公開された動画では、9月21日、家の所有者ががれきの山となった自宅の前で横断幕を広げています。そこには地元鯉南鎮の党委員会書記、陳徳健と下楼村の党支部書記、林剣鋒に、不当に家を取り壊されたと書かれており、そばには彼らの幼い子供2人も映っています。
福建省莆田市 被害者の村民
「この一家を見てほしい。長女は5歳 、末っ子はまだ数カ月だ。陳徳健(党委員会書記)が数百人もの手下に家財道具をすべて運び出させ、家を取り壊した」
動画によると、この一家は普段は浙江省で商売をしており、中秋節を自宅で過ごす予定でした。しかし帰宅した彼らを迎えたのは、がれきの山でした。
同じ村に住む陳さんは新唐人テレビの取材に対し、この三世代一家は、今では帰るところもなくしてしまったと語りました。
村民 陳さん
「政府は強制立ち退きと土地収用をやっている。これは収用だ。となり村では土地の収用で、村の半分の家が取り壊されるだろう。政府は毎回取り壊しを行うとき、何の説明もしない。何の通知も、何の貼り紙もない」
被害者は動画の中で、彼らが合法的に取得した土地使用証書を公開しています。
被害者の村民
「これは合法的に手に入れた住宅だ。県政府の審査承認を得て、2008年に建設した。それなのに極悪な党委書記が強制的に取り壊した。今年9月7日 私たちの以前の家もやつらに勝手に取り壊された」
9月23日、被害者は再度インターネットに文書を公開して、中央政府にこの件を告発し、事実確認と取り締まりを求めています。