[ワシントン 3日 ロイター] – 米国土安全保障省は3日、「クラウドホッパー」として知られるハッカーのグループが、企業の顧客データを盗み出すため、テクノロジー関連企業への攻撃を行っているとし、注意喚起を呼びかけている。
同省によると、クラウドホッパーは、ネット上で諜報活動や知的財産の略奪を行っている。
米国のネットセキュリティ大手2社の専門家は今週、米中貿易摩擦が激化するなか、中国のハッカーによる活動が活発になっていると指摘した。
中国当局は、サイバー攻撃を支援しているとの欧米のネットセキュリティ会社の指摘をこれまでに何度も否定している。
国土安全保障省は、企業がサイバー攻撃を受けた場合の対処法などの情報を公表。情報技術(IT)、エネルギー、ヘルスケア、通信、製造業などの企業が攻撃の対象になっているという。