4ヶ月近く消息が途絶えていた中国の女優、ファン・ビンビンが「陰陽契約」と呼ばれる二重契約により脱税を行ったとして、中国税務部門から追徴金、滞納金、罰金併せて8億8000万元、日本円でおよそ146億円の支払いを命じられました。
金額の異なる2つの契約書を作成する、いわゆる「陰陽契約」による脱税疑惑で、ファン・ビンビンは4か月前から姿を消していましたが、中国国営メディアがついにファン・ビンビン案件の詳細を公表し、ファン・ビンビンが個人として730万元もの脱税を行っていたと指摘しました。
今回の調査で、ファン・ビンビンが法定代表人を務める企業による2億4800万元の税金未納付も明らかになり、うち1億3400万元が意図的な脱税と判断されました。
9月30日、江蘇省税務局はファン・ビンビンに「税務処理決定書」と「税務行政処罰決定書」を正式に通知し、期限内に合計8億8000万元を支払うよう命じました。これに応じない場合、公安機関に移送されるとのことです。
ファン・ビンビンはその後、自身のウェイボー(微博)アカウントで、関連部門の決定を受け入れ「すべての困難を乗り越えて」罰金を納付するとコメントしました。