【動画ニュース】米クルーズ客船 来年中国から撤退 大量の食べ残しが原因か

アメリカのクルーズ大手ノルウェージャン・クルーズライン(NCL)は、豪華客船ノルウェージャン・ジョイ号が来年4月に中国市場から撤退すると発表しました。

ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス世界 第3位の規模を誇るクルーズ会社です。2017年夏に中国クルーズに就航したノルウェージャン・ジョイ号は中国人客専用の豪華客船で、外観は鳳凰など中国風のデザインが施されています。最大乗客定員は4930人、客室数は1925室で、上海と天津を母港としていました。

中国市場から撤退する理由について、ノルウェージャン・クルーズライン側は戦略上の調整だとしていますが、一方、中国人利用客の食べ物の浪費が指摘されています。客船を利用したネットユーザーによると、船内には「食べ物を節約し、お互い譲り合いましょう」との注意書きも貼られているそうですが、中国人利用客は取ってきた食べ物を大量に残し、問題になっているとのことです。無料で提供される食べ物が大量に浪費される一方で、追加料金の必要なビールなどはほとんど消費されず、他の客船の100分の1の消費量だということです。

 
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