[東京 26日 ロイター] – 日立製作所<6501.T>が26日発表した2018年4─9月期連結決算(国際会計基準)は調整後営業利益が前年比13.6%増の3445億円に拡大した。情報・通信システムや社会・産業システム、建設機械などが堅調に推移、4─9月期として過去最高を更新した。最終利益も前年比20.2%増の1929億円となり、過去最高だった。
売上高にあたる売上収益は前年比2.6%増の4兆4918億円だった。
通期業績予想は据え置いた。調整後営業利益予想は前年比4.9%増の7500億円と、リフィニティブがまとめたアナリスト18人の予想平均値7686億円をやや下回っている。
会見した西山光秋・最高財務責任者(CFO)は業績予想について、米中貿易摩擦の影響で「下期のマクロ環境が非常に見通しにくいので、年度見通しを据え置いた」と説明した。
ただ、貿易摩擦の直接的な影響はないという。
同社はリスクバッファーとして200億円程度を織り込んでいる。
(志田義寧)