[トビリシ 26日 ロイター] – ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は26日、米政府がロシアのプーチン大統領に来年のワシントン訪問を正式に招請したと明らかにした。
訪問先のジョージア(グルジア)で記者会見し、「プーチン大統領をワシントンに招待した」と発言した。プーチン大統領が招請を受け入れたかどうかは不明だ。
ボルトン氏はまたロイターのインタビューで、ロシアの外交政策を厳しく批判、追加制裁の検討を進めていると明かした。「(ロシアが)米選挙への介入を止め、ウクライナのクリミアやドンバスから撤退し、西側へのロシア人亡命者暗殺計画で違法な化学兵器の使用を中止し、中東での干渉姿勢を弱めるなら有益だ」と語った。
両首脳は、11月11日の第1次大戦終結100年記念行事に合わせて、パリで会談する予定だが、ボルトン氏によると、パリでの会談は短時間で終わる見通しという。
ボルトン氏は「首脳同士が話し合う最重要懸案事項の1つは、プーチン大統領がトランプ大統領のワシントン訪問招請を受け入れるかや、プーチン大統領が再びトランプ大統領をモスクワに招くかだ」と話した。
プーチン、トランプ両大統領は、国際会議で何度か会っているが、米ロ2カ国の首脳会談はこれまで、7月にヘルシンキで開催された1度しか行われていない。
トランプ大統領はその後、プーチン大統領に今秋ワシントンを訪れるよう招請したが、ロシアを巡る疑惑追及を受け棚上げされていた。
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