【動画ニュース】重慶のバス転落事故 原因は乗客と運転手の喧嘩

中国の重慶市で先月、路線バスが乗用車と衝突し、欄干を突き破って水深70メートルの長江に転落する事故がありました。このほど、バスの車載カメラの映像が復元され、事故の原因が明らかになりました。事故の原因は乗客と運転手の喧嘩でした。

10月28日午前10時過ぎ、重慶市の万州区で、路線バスが高さ60メートルの橋から長江に転落しました。

11月2日、中国メディアが路線バスの車載カメラの映像を公開しました。事故直前、48歳の女性客が運転手と激しく口論し、さらには運転手の頭部を殴ったところが映っています。運転手はハンドルから右手を離し反撃しますが、バスは中央線をはみ出してしまいました。乗客らの悲鳴とともに映像が終わっています。

近くを走行していた別の車の車載カメラの映像によると、バスは反対車線を走行中の赤い乗用車と衝突したあと、欄干を突き破り川に転落しました。

事故発生後、赤い乗用車が中央線を超えたのが事故原因だと報じられ、中国のネット上では乗用車を運転していた女性に非難が殺到しました。

バスは10月31日に引き揚げ作業が完了しました。13人の死亡が確認され、2人はまだ行方不明のままです。

情報によると、女性客がバス停を乗り過ごしたため、運転手に停車を要求。バス停以外では下車できないと言われたため、運転手と口論になったそうです。しかし、車内の他の乗客も、喧嘩を止める人は誰もおらず、口論がエスカレートし、事故に至ったということです。

 
関連記事