11月7日、トランプ大統領はホワイトハウスで記者会見を開きました。会見で、CNNテレビの記者がしつこく質問を繰り返したため、女性スタッフがマイクを取ろうとしたところ、CNN記者が手で遮りました。このことで、ホワイトハウスはこの記者の入庁許可証を無効にすると発表しました。
記者会見でアコスタ記者は、移民キャラバンの問題について、しつこく質問をぶつけました。
CNN記者 ジム・アコスタ氏
「なぜ彼らを侵入者と言うのか。移民を妖魔化しているのでは?」
トランプ大統領
「私は侵入だと考えている。我々の観点の違いだ」
「いいえ、違います。彼らには合法的な手続きを踏んで来て欲しいと思っている。我々は人手が必要だ。待ってください。なぜ人手が必要なのか 君も知っているはずだ。数百の会社が戻ってくるので、人手が必要だ」
CNN記者 アコスタ氏
「彼らはまだ数百マイルも離れたところにいる」
トランプ大統領
「正直に言うと、国を治めることは私に任せて、君はCNNの仕事に全うすべきだ。よくやれば、君たちへの評判もよくなるはずだ」
その後、トランプ大統領が他の記者を名指ししたにもかかわらず、アコスタ記者はマイクを握って質問を続けました。女性スタッフがマイクを取ろうとしたところ、左手で女性スタッフの腕を押しながら、質問を続けました。
トランプ大統領
「君のような人間を働かせているとは、CNNは恥を知るべきだ。君は無礼でひどい人だ。CNNは君を雇うべきではない」
当日夜、サンダース報道官は声明を発表し、アコスタ記者が職務を果たそうとするインターンの女性スタッフに手で触れたことは極めて不適切な行為だとして、アコスタ記者のホワイトハウス入庁許可証を停止すると発表しました。
サンダース報道官によると、当日の記者会見でトランプ大統領は1時間半の間、35人の記者から出された68の質問に答えました。中にはCNN記者の複数の質問も含まれており、大統領は報道の自由を十分に尊重しているとした上で、それにもかかわらずCNNは大統領が報道の自由は尊重しないと攻撃していると批判しました。