北京市内は14日、深刻なスモッグに見舞われました。大気汚染指数は6段階で最悪の「深刻な汚染」に達し、健康に害を及ぼすレベルにまで達しています。
深刻な大気汚染により、北京市内は13日に続き、14日も灰色のスモッグに覆われました。
北京環境保護観測センターのデータによると、微小粒子状物質(PM2.5)の1立方メートルあたりの濃度は311に達し、健康に害を及ぼす深刻なレベルの大気汚染ということです。
北京市民 丁琬雲さん
「心配です。まずは健康面で言うと、北京の現在の天気は呼吸器や肺に非常に悪い。このような日は家に居たい。家には空気清浄機があるから助かる」
また、このようなスモッグの季節には海外に避難したいと言う市民もいます。
北京市民 玉芳さん
「毎年この天気になると、メルボルンの息子の家に避難します」
冬が近づくにつれ、中国の北方地方では暖房の需要が増えますが、当局は暖房による汚染物質の増加をスモッグの原因として指摘しています。