【動画ニュース】抹茶ブームに続け!ニューヨークで日本茶講座開催

抹茶ブームがアジアだけでなく欧米諸国にも広まり、海外でもお茶に親しむ人が増えています。このほど日本貿易振興機構(ジェトロ)がニューヨークで日本茶講座を開催し、日本茶の普及に努めました。

この講座では、講師が参加者にお茶を飲むことの効用を説明し、アジアにおける茶道と食養について紹介しました。講師はスウェーデン出身の日本茶インストラクター、オスカル・ブレケル(Oscar Brekell)さんです。

日本茶インストラクター  オスカル・ブレケル氏

日本茶の繊細な香りを味わう欧米消費者が増えている。単に健康のためにお茶を飲むだけでなく、香りを味わい、お茶の背景となる歴史や文化を理解するようになっている

ブレケルさんは、お茶を飲むことは眠気覚ましや疲労緩和の効果があるだけでなく、茶葉に含まれるカテキンやアミノ酸、ミネラルなどにより、コレステロール値や血圧を下げ、心血管の疾病を改善する作用もあると紹介し、栽培方法や茶葉の加工方法、お茶の入れ方の違いがすべて最終的なお茶の風味に影響するのが興味深い点だと説明しました。

日本茶インストラクター  オスカル・ブレケル氏

硬水ではお茶の風味を完全に引き出すのは難しいが、ニューヨークの水は日本茶に非常に適している

講座では、ニューヨークに拠点を持つ日本茶メーカー4社が、煎茶、抹茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶、玉露などさまざまな日本茶を紹介しました。

北米伊藤園・商品管理主任  桜川麻木氏

ほとんどの人は純粋な無糖の緑茶を好んでいるが、加糖の緑茶も一般的。こうした飲み方も緑茶に親しむ良いきっかけとなると思っている

現在 抹茶がブームになっていますが、ジェトロは人々に知られていない茶葉がまだたくさんあるといいます。

ジェトロ農水事務官  沼田茂仁氏

日本で最も需要の多い茶葉は煎茶。煎茶と緑茶の対米輸出量を増やしたいと考えている

ジェトロはニューヨークで、日本茶の宣伝普及に努めました。忙しい日々を過ごすみなさんも、一杯のお茶でリラックスするとよいかもしれません。

 

 
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