【動画ニュース】孟晚舟氏香港旅券3通保有 香港民主派議員らが抗議

アメリカ司法省が公表した資料によると、ファーウェイの最高財務責任者孟晚舟氏は、中国のパスポート4通の他に、香港のパスポートも3通保有していたそうです。孟氏が複数のパスポートを保有していることは法律に反するとして、このほど、香港の民主派団体が政府に抗議し、説明を求めました。

香港の民主派政党「新民主同盟」と民主派の活動家らおよそ30人が、10日、香港出入国管理局に赴き、孟氏が3つの香港特区のパスポートを保有していることについて、説明を求めました。また、抗議に応じない当局にも不満を示しました。

「新民主同盟」区会議員 譚凱邦氏

香港は独立した関税地域という特別な場所だが、米中関係が緊迫している中、特区旅券の信用度までもが落ちたら、香港は中国のマネーロンダリングの仲介者に過ぎないとの悪印象を与えかねない。香港市民はこうなることを望まない。香港は一国二制度に恵まれているが、「一国」の悪いところが現在全て晒されている。出入国管理局が孟晚舟の複数旅券保有について厳しく調査することを望む」

区議会議員の譚凱邦(たん がいほう)さんは、中国の法律に基づくと、香港特区のパスポートを取得した場合、中国の国籍は抹消されるべきだと強調します。

「新民主同盟」区会議員 譚凱邦氏

「彼女は香港で宣誓をしたのかどうか。彼女は香港だけでなく、中国やカナダでも法律違反をした可能性がある」

また、出入国管理局はパスポートを簡単に発行してはならないと促すと同時に中国人の旅券乱用を防ぐためにも、各種の受け入れ計画を見直す必要があると強調しました。

 

 
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