中国当局がファーウェイの製品を通じて各国の情報を入手していることを同社は一貫して否定していますが、その一方で、同社製品に対する警告を発する国は増え続けています。英国のギャビン・ウィリアムソン国防大臣は、英国での5Gインフラ整備におけるファーウェイの技術の採用について、「非常に深刻な、深い懸念」を示しました。
12月28日、イギリスのギャビン・ウィリアムソン国防大臣は、英国内閣高官として初めてファーウェイ製品の安全問題について懸念を示しました。
ウィリアムソン国防大臣は英日刊紙タイムズに対し、英国がファーウェイから5Gネットワークの提供を受けることについて、中国の諜報活動に使用されるのを懸念して「非常に深刻な深い懸念」を示しました。
また、英国政府に対しこの件に特に注目し、ファーウェイが英国で5Gネットワークを提供する場合の安全上のリスクについて、全面的に審査するよう呼びかけました。
現在、オーストラリア、ニュージーランド、日本、インドなどの国がすでにファーウェイの5Gネットワーク事業への参入を禁止しています。
トランプ大統領は、早ければ今月中に、米国企業に対しファーウェイとZTE(中興通訊)の製品の使用を禁止する大統領令を発令することを検討しています。