[アブダビ 30日 ロイター] – サッカーのアジア・カップ(杯)は、アラブ首長国連邦(UAE)で2月1日に行われる決勝戦で、大会記録を更新する5回目の優勝を狙う日本と、初の決勝進出で2022年ワールドカップ(W杯)を開催する若手の多いカタールが対戦する。
日本は大会の序盤から苦しんだが、準決勝のイラン戦では3─0と大勝した。一方、カタールはよりスムーズな勝ち上がりを見せて準決勝ではホスト国のUAEに4─0で勝利。カタールのアルモエズ・アリはここまで6試合連続ゴールの通算8得点で、1996年大会でアリ・ダエイ(イラン)が記録した大会記録に並んでいる。
日本のFW大迫勇也はイラン戦で素晴らしいパフォーマンスを見せて2得点。南野拓実も印象的なプレーを見せているだけにカタールの最終ラインにとっては大きなテストになる。日本の最終ラインでは経験豊富な吉田麻也と20歳の冨安健洋が勝利への基盤を作っている。
カタールの選手たちの多くは、9歳のころからスペイン人のフェリックス・サンチェス監督の指導を受け、大会を通して戦術的なまとまりとチームの一体感を示してきた。UAEとカタールが断交中のため、カタールのサポーターは応援に駆け付けることができないが、選手たちは初の主要タイトルを持ち帰ると決意している。