走ってくる電車と車が衝突して車の側面が大破した事故。車に乗っていてドアに非常に強い衝撃を受けたドライバーの命が助かる見込みは、ほとんどというより絶対になかったでしょう。
ポーランドに住む中国人の女性、アリーナ・チャンさんは、2006年11月14日の午前8時過ぎ、ワルシャワ市内の道が渋滞していたので、迂回することにしました。
前の車に続いて線路を渡ろうとしたとき、信じられないことが起こりました。
「突然、車の音が静かになりました。反対方向から来る車はもう見えませんでした。何が起こったのかと考えていたとき、巨大な物体がどこからともなく現れて、私の車の前方左側に衝突しました」
「私は信じられなくて目を閉じました。目を開けてみると、2本のレールが見えました。私は線路上にいたのです!」
「運転席側のドアが開かなかったので、反対側から外に出ました。私はショックを受けました。なんと目の前に電車があったのです!」
「私は、どうして線路上を400mほど運転できたのか信じられませんでした。しばらくして、ようやく私は線路を横断しているときに電車と衝突し、電車にこれだけの距離を引きずられたことに気づきました。」
2~3時間、道は通行止めになり、電車も運休になりました。
車と電車を引き離すために消防車の空気圧式スパナが使用されなければなりませんでした。衝突したときの衝撃がいかに大きかったかがわかります。
チャンさんによると、けがはなかったけれども、額に小さなガラスが刺さって血が出ていたそうです。
現場に駆けつけた救助隊員たちは、ひどい事故だったにもかかわらずチャンさんに怪我がなかったことが信じられない様子でした。チャンさんは検査のため病院に運ばれました。医師が何度も彼女のレントゲンをチェックしましたが、異常はありませんでした。
病院を出た後、チャンさんは警察署に行きました。彼女は、現場に多くの警察官を派遣させてしまったことと、通勤中の電車の乗客を遅刻させてしまったことを謝りました。
しかし、警察官は、重要なことは、犠牲者がいなかったことと、彼女にけががなかったことだと言いました。
彼女は警察署で約107ドル(約10,700円)の罰金を払い、一件落着。
チャンさんの車が保険会社によって撤去された後には、衝突のときとは全く別の光景が広がっていました。もっとも、この違いを示す写真は1枚も撮影されていません。
「どのドアも開けられませんでした。衝突の現場では原型をとどめていたフロントガラスと右側の窓も跡形もなく壊され、車の骨組みも壊されてれていました」
「衝突したとき、本当だったら私の車はこのような形になっていたはずです」
もう一つ信じられないことに、車の後部座席とトランクは陶器の入った箱でいっぱいでしたが、衝突で割れた陶器は一つもありませんでした。これは奇跡としか言いようがありません。
「私は友人から、『ポーランドの電車の正面には巨大な金属の塊がついていることを知ってる?もし1000分の1秒早く電車が車に衝突していたら、あなたの頭を粉々に砕いていたはずよ』と言われました」
事故を思い出しながら、チャンさんは、何の衝撃も感じなかったし、音も聞こえなかったと言います。400mも電車に引きずられたにもかかわらずです。
「きっと全能の仏様が私を助けてくださったのよ」
チャンさんは、法輪功の学習者です。彼女は法輪功の理念である「真・善・忍」を日常生活において常に実践しています。したがって、今回の奇跡も日頃の行いの賜物だと信じています。
「私は仏様の大きなご慈悲に感謝します。そして、今言えることは、『法輪功の力はすごい!』ということだけです」
この信じられない出来事は、YouTubeのチャンネルに4件の他の「信じられない奇跡」と一緒に特集されました。