[ローザンヌ 15日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は15日、2020年東京五輪で韓国と北朝鮮が合同入場行進を希望していると述べた。複数の競技で合同チーム結成も要請したという。
スイスのローザンヌでIOCと韓国、北朝鮮の3者会談が開かれた。
18年平昌冬季五輪で両国は06年以来初めてとなる合同行進を実現。アイスホッケー女子で合同チームも結成した。両国間の緊張緩和に貢献した。
バッハ会長は「両国が2020年東京五輪で合同行進のほか、いくつかの競技での合同チーム結成で協調することに非常に興味を示している点を念頭に置く」とした。
両国はバスケットボールの女子、ホッケーの女子、柔道の混合団体、ボートの男女の4競技で結成を要請したという。また、共催で32年の夏季五輪招致を目指すことも正式に申し入れた。バッハ氏は「五輪の精神を表す動きだ。五輪がもたらす統一力を象徴する」と両国の動きを歓迎した。