ニュージーランドの作家で政治活動家のトレバー・ルードン(Trevor Loudon)氏が先日、米共和党と女性連合団体の要請を受け、サンフランシスコで講演を行いました。講演の中でルードン氏は、米国は今岐路に立たされており、米国民は投票によって自分の未来を決めるべきだと呼びかけました。
ニュージーランドの作家で演説家、および政治活動家であるルードン氏は、米国における共産主義の浸透について、深刻きわまりないと指摘しました。
NZ作家 トレバー・ルードン(Trevor Loudon)氏
「2016年の大統領選挙日の夜、あとほんの少しで、この国を永遠に失う所だった。共和党のリーダーは今に至るまでこれが何を意味するのかがわかっていない。しかし多くの庶民は知っている。米国民主社会主義は、実際はマルクスの共産主義団体で、共産党よりも左翼が多い」
ルードン氏は極左思想やマルクス主義、テロリズムについて30年近く研究し、『バラク・オバマと内部の敵』、『内部の敵:米国会の共産主義者、社会主義者および急進主義者』などの著書を出し、ドキュメンタリーも製作しています。
NZ作家 トレバー・ルードン(Trevor Loudon)氏
「あなたがもし急進的な若者で国会議員に当選したら、メディアはあなたに触れないし、バックグラウンド調査もしない。FBIもあなたに近づいてこない。あなたの敵がどのようにこの隙につけ入るかわかりますか?」
ルードン氏は、米国は100年にわたる社会主義と急進主義を経て、いま崖っ縁に立たされていることは、神を信仰する人であれば誰でも知っていることだと述べます。
NZ作家 トレバー・ルードン(Trevor Loudon)氏
「中国共産党政権はサンフランシスコで大きな影響力を持っており、中国領事館の多くの領事は親中派の活動家である。ここには多くの華人の急進協会があり、共産党がコントロールする団体も多い。サンフランシスコには台湾支持団体も多かったが、ほとんどが中国共産党に丸め込まれている。だから、白蘭(Rose Pak)のような共産党員がサンフランシスコを支配していると言っている」
ルードン氏は、息絶え絶えの共産主義は瀕死のあがきをしているが、マッカーシズムで人々を口を塞いでいると指摘します。
NZ作家 トレバー・ルードン(Trevor Loudon)氏
「ソ連が崩壊したとき、共産党国家の6割が崩壊した。その後我々は戦いで勝ったと思い込み、治療を忘れていた。しかし現在、共産主義のガン細胞は全身に拡散している」
ルードン氏は、2016年の大統領選でトランプ氏が勝利したことは、無神論者にとっては理解しがたいことであるといいます。あの選挙戦は米国を完全に救うことはできなかったものの、米国にもう一度軌道を正すチャンスを与えてくれたと考えています。
NZ作家 トレバー・ルードン(Trevor Loudon)氏
「もしカリフォルニアのボランティアの人々が敵の後方で電話による支援をしなかったら、トランプ氏は当選できなかったかもしれない。ここの皆さんには次期大統領選への参加がどれほど重要なのかを知っていただきたい。再度同じことをして、再選を果たせば、我々の国は違う方向へ向かい、ポジティブな方向へ発展するだろう」