ドバイ在住のマーケティング担当役員 ガザル・タヴァナイさん
私が法輪功をはじめたのは18歳のときでした。
18歳といえば青春まっさかり、毎日のようにパーティーに出かけて、新しい体験の日々です。現代社会に慣れてしまっていると、これらの新しい体験が正しいことのように思えてしまいます。パーティーで例えばタバコを覚える者も少なくありません。私は『法輪大法』の修煉を始めました。その大原則は精神修養です。おかげで私は世の中の悪い習慣に染まることはありませんでした。
『法輪功』は『法輪大法』とも呼ばれます。現在 70以上の国で愛好されています。その真髄は心身の鍛錬です。『法輪大法』には 5式の動作があります。とても素敵なエクササイズで心も体もリラックスでき、非常に健康に良いです。そこには 人々がしたがうべき 三つの理念があります。それは「真・善・忍」です。中国語で言えば「真・善・忍」(「Zhen」「Shan」「Ren」)になります。法輪功はもともと中国の発祥なのです。
非常に悲しく残念なことに、1999年から中国は法輪功を弾圧しています。1999年以前には 1億人近くの中国人が法輪功を修煉していました。中国共産党は国内の法輪功の成長が著しいことに気づきました。そして法輪功に嫉妬と脅威を感じたのです。江沢民は法輪功に対して 大々的な迫害を開始しました。
以来、世界中にいる法輪功の修煉者たちが声をあげています。法輪功迫害の事実を世界中の人に知ってもらうため、それこそが『Ride to Freedom』の目的なのです。迫害によって両親を失った子どもたちの苦しみについても伝えています。
ジミー・マ 中国 『Ride to Freedom』メンバー
私が3歳の頃、母は法輪功を修煉しているとの理由で刑務所に入れられました。残された私はとても傷つきました。
それからというもの、私は朝めざめたとき、枕もとの母を探すのですが、母がいないという事実に直面しました。私は毎日父に尋ねました。「お母さんはどこにいるの?」父は「知らないよ」の一点張りでした。そんな状態が1年ほど続きました。
こんなことは決して私だけではないのです。中国の何百万もの子どもたちが同じ状況に直面しています。
タナー・ガオ 中国 『Ride to Freedom』メンバー
私がまだ生まれる前から、家族は法輪功を修煉していました。中国政府はそれを許しません。父は当局に連行されてしまいました。なので、私は2歳になるまで、父の顔を知りませんでした。
私が6歳になったときのことをおぼろげながらおぼえています。警察が私の家の玄関の戸を叩いたのです。彼らは私の母を連行しました。私は母に会いに収容所に行きました。そのことははっきりと覚えています。収容所にとらわれた母を見るのはつらいことでした。
幸い半年後 母は解放されました。そして私たちは中国からアメリカに渡ったのです。
私たちは孤児たちとのつながりを感じます。国内にいる中国人は自分たちの状況に関して、本当のことが言えないのです。だから私たち『Ride to Freedom』のメンバーはアメリカから中国の仲間たちの苦境を代弁しています。
ボロン・ツァイ シンガポール 『Ride to Freedom』メンバー
法輪功への弾圧による孤児たちが路上で途方に暮れていることを私は知っていました。その時まだ 3歳だった私には、孤児たちに何をしてあげればよいか分かりませんでした。『Ride to Freedom』の話を聞いた時、私は参加を決意しました。
ドバイ在住のマーケティング担当役員 ガザル・タヴァナイさん
この旅の最中に気づいたことがあります。私たちが目標を達成することができたのは、私たち全員にある共通点があったからです。それは私たち全員が『法輪大法』を修煉していたということです。
『法輪大法』の理念は「真・善・忍」で、他人を第一に考え、自分の執着を手放し、思いやりを持っていることです。メンバーがこの理念に従わないことには、この旅を成功に導くことは絶対に不可能だったでしょう。旅行中は食べ物やプライベートの空間に制約があります。シャワーの順番ひとつとっても、わがままは許されないのです。
私はメンバーが無私の心を持ち、責任感を発揮し、お互いに助け合うのを目の当たりにしました。ある人は朝食の準備をし、またある人はテントの準備と片付けをします。私はメンバーの自発性に感動しました。家にいる時は自分の面倒をみてくれる人がいます。両親が子どもにさせる仕事は多くないのです。しかし今私たちは両親から離れてここにいます。前進を続け、目標を達成するためには、一人一人が責任感を持つ必要があります。私は メンバーに驚嘆し、励まされもしました。
この旅での 子どもたちの体験は将来良い大人になるのに、きっと役に立つでしょう。少年少女時代のユニークで貴重な経験は素晴らしい人生を送るためのレッスンなのです。