【動画ニュース】当局の妨害にめげず 香港で反迫害パレード開催

中国で法輪功に対する迫害開始のきっかけとなった「中南海事件」から20年を迎え、香港では4月27日、大規模集会とパレードが行われました。一方、香港でのイベント参加のために、台湾や日本からも法輪功学習者らが香港に向かいましたが、およそ70人が香港当局によって入国を拒否され、強制送還されました。

20年前の4月25日、北京の中南海で煉功の自由を求めて1万人以上が平和的な陳情を行なったことを記念し、香港では集会とパレードが行われました。

香港法輪大法学会の報道官は、中国共産党は政治・言論の自由を弾圧する「香港基本法23条」の立法化のために、「逃亡犯条例」の改正を推し進めており、近日はさらに、近隣諸国からの法輪功学習者の香港入国を阻み強制送還させたが、これらは断末魔の足掻きであると発言しました。

複数の民主派議員がビデオメッセージを通じて、法輪功に対する迫害の停止を呼び掛けました。

公民党 梁家傑主席
「古今東西人民を迫害し、自由と人権を尊重しない政権が長続きしたことはない。我々が初心を忘れずに堅持すれば、明るい未来は必ず訪れる」

民主党 胡志偉主席
「法輪功に対する政治的弾圧を停止し、中国での臓器狩りを停止しなければならない」

午後2時、およそ1200人によるパレードがスタートました。香港の買い物スポットである銅鑼湾(コーズウェイ ベイ)や湾仔(ワンチャイ)を通る時は、大勢の中国人旅行客をひきつけました。

中国本土から来た女性
「初めて見る。すごい。本当に素晴らしい。香港は賑やかで面白い」

記者
「香港の民主主義と自由があると思うか」
「法輪功は良い人になるよう教えているが、彼らを支持しますか」

中国人旅行客
「もちろん、支持する」

パレード隊は午後6時に、ゴールの中央政府駐香港連絡弁公室ビル前に到着し、一日の活動を終えました。

 
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