【感動】妹の誕生までガンと闘った9歳の少年

「ベイリー、もう行く時間だよ」少年は涙を流しながら、息を引き取りました。

2016年の夏、ベイリーは体に異変を感じはじめました。医者からは 単なる「カゼ」であると告げられました。しかし、ベイリーの体調は日に日に悪くなる一方です。

最終的に両親は悪夢のような病名を告げられました…。

「非ホジキンリンパ腫」という病気でした。化学療法と放射線治療が早速 始まりました。そして2017年の初め、ガンは消えたように見えました。

「医者からはガンの兆候が見えなくなったと言われました」とベイリーの父親が言いました。

ベイリーは再び元気を取り戻し、普通の子どものように幸せで楽しい日々を過ごしていました。しかし復活祭の日、病院から電話がかかってきました。病気が再発したため、治療を続けないといけないとの ことでした。

すでに末期ガンでガン細胞は肝臓と肺、胃にまで転移していたのです。

少年の小さな体で治療に耐えるのはあまりにも苦しいことでした。「余命は数日だけ」と医者から告げられました。

一方 ベイリーには、願い事がひとつありました。それは、妹が生まれる日まで生き延びることでした。

強い鎮痛剤を投与され、病状は悪化し続けました。残された時間を楽しく過ごさせようと家族は最善を尽くしました。

そして ベイリーはやってのけました。妹の誕生の日を迎えることができ、名前もつけてあげました。

小さな妹のために、着替えさせてあげました。そして 歌を歌ってあげました。

クリスマス・イブの日、ベイリーの命が尽きる時が来たのを家族は 感じ取りました。

病院に行く直前、ベイリーが言いました。「もっと居たいけど、もう行く時が来たね。妹の守護天使になる時間だよ」

家族が見守るなか、少しでも長く生きようと、ベイリーは頑張り続けました。

「もう行く時間だよ ベイリー。もういいのよ」

「『もういいのよ』と言ったその瞬間、ベイリーは息を引き取りました。そして、ベイリーの目から一筋の涙がこぼれ落ちました。安らかな瞬間でした。ベイリーのために、元気に生き続けなきゃ」と母親は言います。

「最後の家族会議の時、ベイリーがこう言いました」

「20分以上 泣いちゃだめ。妹のことをたのむね」と

愛しいベイリーへ
今日、あなたのことを考えたの変わったことは何もないわ昨日もあなたのことを考えたしその前も同じよ。

静かにあなたのことを考えよくあなたの名前を呼ぶの。

今、私たちに残っているのは記憶とフレームの中の写真だけあなたへの記憶は私たちの形見でずっと一緒にいるよ。

様があなたを連れて行ったけど私たちの心の中にずっと生きているのよ。

ベイリー安らかにお休みなさいそして 天使になってまた戻っておいで。

 
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