【動画ニュース】ベネズエラのデモ 装甲車に轢かれた市民「信念を捨てない」

南米ベネズエラでは、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長の呼びかけに応じ、市民たちが連日街頭に出て、マドゥロ政権に抗議しましたが、武力鎮圧されました。

ベネズエラでは、マドゥロ大統領の早期辞任を求め、市民らが連日抗議活動を展開しています。4月30日、政府軍の装甲車2台が市民らに向かって突進しました。

5月1日、再び数万人が街頭で抗議しました。政府軍は催涙ガスやゴム弾で市民らを鎮圧。少なくとも四人が死亡し、200人以上が負傷しています。

抗議に参加したアレクサンドルさんは、装甲車に轢かれました。幸い、命に別状はなく、頭部に7針縫う傷を負い、足や腕も負傷しました。

抗議市民 アレクサンドルさん
「装甲車が私を轢いて通った瞬間、真っ暗になったことだけ覚えている」

アレクサンドラさんは信念を変えず、引き続きマドゥロ政権に抗議すると述べました。

抗議市民 アレクサンドルさん
「怖くない。不変の信念を持って、みんなが一緒に立ち上がると、マドゥロは辞任せざるを得なくなる。逃げることは考えたこともない」
「当局にわかってほしい。ベネズエラの自由戦士は不屈なものである。打ち負かされることはない」

アレクサンドラさんの母親も、息子を支持すると示し、ベネズエラの人々は決して強権に頭を下げないと述べました。

ベネズエラで自宅軟禁下に置かれていた野党指導者、レオポルド・ロペス氏は、現在身を寄せている首都カラカスにあるスペイン大使館から、マドゥロ大統領はすでに孤立状態に陥っていると述べました。

野党指導者 レオポルド・ロペス氏
「マドゥロの側近の中にも、マドゥロの退陣を望んでいる人がいる」

アメリカのトランプ大統領は、ベネズエラの人々に団結を呼びかけると同時に、マドゥロ政権が崩壊する日は遠くないと述べました。

トランプ大統領
「自由を求めて正義の戦いを繰り広げているベネズエラの人々のために、祈りを捧げる。ベネズエラの人々に対する暴力的な統治は終わるべきであり、すぐに終わらせるべきだ」

 
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