【動画ニュース】安価な設備の背後にある落とし穴 米専門家ファーウェイ設備の危険性を指摘

米国のシンクタンク「アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所」の専門家、ロズリン・レイトン(Roslyn Layton)氏は、共和党保守政治行動会議の期間中、エポックタイムズと新唐人テレビの取材を受けた際、中国共産党はファーウェイなどの企業を通して米国のインターネットの自由を脅かしていると述べました。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所の専門家、ロズリン・レイトン(Roslyn Layton)氏は、中国の通信機器大手、ファーウェイは中国共産党および軍の代理人であると述べます。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「ファーウェイは中国政府と軍の延長であり、世界最大の通信機器メーカで、ルーターやサーバー、信号塔などの設備を提供している」

中国当局から資金援助を受けているため、ファーウェイの設備は他の西側プロバイダーより3割も安く、多くのアメリカの同盟国もファーウェイの設備を導入しています。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「豪州、カナダ、英国などのファイブアイズの情報機関は、これらの設備にバックドアが設置されていて、中国政府に情報を送っていることを2005年から知っていた」

同盟国がファーウェイの設備を使うことによって、アメリカの情報共有は危険に晒されると指摘します。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「欧州、カナダを含む多くの国がファーウェイの設備を使用している。我々がこれらの同盟国とデータのやりとりをする時、情報の安全が危険に晒される」

レイトン氏は、中国当局の戦略は低価格で市場シェアを獲得することだと指摘します。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「これは中国政府の戦略だ。窃めない設備や技術は直接買収する。将来的に彼らは、米国の技術に頼らないで、全ての人を彼らの廉価商品に夢中にさせることを目標にしている」

ライトン氏は、アメリカの歴代大統領たちは中国とのビジネスだけに夢中になり、人権に無関心だったため、中国当局のネット監視やスパイ活動を放任していたが、トランプ大統領の強硬な対中政策によって、中国共産党の計画が乱れてしまったと述べます。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「トランプ大統領の政策はある程度、中共の権力の拡張を阻止している」

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「恐れてはいけない。これが中共が米国の利益を横取りできた別の側面だと思う。我々の歴代の大統領は「ok、そのようにしよう」とばかり言うが、中共は協議を破る」

また中国共産党当局は、通信設備を通して次世代通信規格「5G」領域を支配しようとしていると指摘します。

アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所 ロズリン・レイトン氏
「中国共産党には目標がある。つまり、通信設備、電話、技術を通して5G規格を掌握することだ」

中国当局に対抗するため、米国も動きを速めています。米国の連邦通信委員会は4月12日、5Gのインフラ整備のため、今後10年間で204億ドル(約2兆3千億円)を拠出すると発表しました。

 
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