5月16日、ニューヨークのマンハッタンでは法輪功学習者による盛大なパレードが行われました。世界各地からおよそ1万人の法輪功学習者が集まり、法輪大法の27周年を記念しました。
記者
ここはNYマンハッタンの42丁目です。世界各地から集まった1万人の法輪功学習者によるパレード隊が、マンハッタンを横断し、法輪大法27周年を記念しています。
1992年5月13日、中国の伝統的な修煉法・法輪大法が李洪志氏によって世に公開されました。真善忍の理念に基づいて自分自身を律することによって、多くの人が体の健康を取り戻しただけでなく、道徳の向上を実感しました。その著しい健康効果が口コミで広がり、1999年までの7年間、中国では7000万人から1億人が修煉の道に入りました。
法輪功は高次元を目指す佛家の修煉法です。5式の気功動作を行う他に、学習者は日常生活において「真善忍」の理念に基づいて、執着心を取り除き、心性の向上を心がけます。文化大革命などを経て伝統文化や道徳が徹底的に破壊された中国で、1992年5月に法輪功が伝え出されると、瞬く間に多くの中国人を虜にし、人々は希望の光を見出しました。1995年からは海外にも広がり、2019年現在は世界100以上の国や地域の人々に、心身の健康をもたらしています。
日本在住の法輪功学習者 戚馨博さん
「家族の紹介で修煉を始めた。修煉を通して、人の生きる意味は名利のためではなく、返本帰真であるとわかった」
ポーランド人学習者 Maria Salzmanさん
「真善忍の理念によって、心が穏やかになり、とても素晴らしい。坐禅を通して、心身ともに調和をもたらす」
アルゼンチン人学習者Sara Almalazさん
「自分自身が向上しただけでなく、周りの人々も受益して、家族や友人もそれを感じ取れる。全てがよくなる。法輪大法の修煉で、心の中に善が満ち溢れることを感じ取れる」
パレードの最初のテーマは、法輪大法の素晴らしさです。法輪功の動作を披露するほかにも、大型フロート、竜舞、腰太鼓などで、修煉の喜びを伝え、多くのニューヨーカーを引きつけました。
NY市民 Steve Gelbさん
「彼らの顔から、幸せを感じる」
NY市民 Asia Kastitさん
「これは情報を伝える非常に良い方法だね」
観光客 Ross Aitchisonさん
「色彩が豊富で、色々な国から来ているようだね。私は欧州から来たが、パレードが見れて嬉しい」
NY市民 Steve Gelbさん
「パレードは壮大な文化を伝えている。あなたたちは最高だ」
観光客 Sarahさん
「法輪大法は心身に良いと聞いたので、私も習いたいと思う」
しかし、法輪功の成長ぶりは、当時の共産党トップ、江沢民の嫉妬と恐怖を招きました。
1999年7月20日、江沢民をはじめとする中国共産党上層部は、法輪功に対する弾圧を開始し、「3か月で法輪功を消滅する」と豪語しました。この20年間、数多の学習者が迫害によって死亡または体に障害が残っています。2019年5月現在、身元が確認された死亡者は4000人あまりですが、実際にはもっと多くの学習者が拷問や臓器狩りなどによって命を落としています。
パレードの二つ目のテーマは、「中国共産党による迫害停止の呼びかけ」です。
NY市民 Tony Aranaさん
「本当にひどい。多くは知らないが、パレードを見ただけでも、迫害の恐ろしさがわかる。改善されることを望む」
NY市民 Shauntaさん
「このようなプラットフォームを通じて、真相を知り、嬉しい。皆が真相を見極め、心を開き、この現状を改善して欲しい」
2004年11月、米ニューヨークに本部を置く独立メディア「大紀元時報」が共産党の本質を暴く社説『九評共産党』を発表しました。これによって、中国人の共産党脱退運動が幕をあけました。中国共産党の少年先鋒隊、青年団、党員などからの脱退者数はすでに3億3000万人を超えています。
「中国共産党を解体し、中国人の共産党脱退を応援する」。これはパレードの3番目のテーマです。
NY在住 白節敏さん
「脱退ブームで現在脱退者は驚くほどの数に達している。共産党政権の内部の人間までが脱退している。枠組みだけ残っている状態だ。彼らも中共政権が長続きできないことを知っている」
NY在住 李丹心さん
「この5〜6年間、私はずっと見ているが、米国でも覚醒した人が増えている。5〜6年前は、多くの人が法輪功に対し、悪いイメージを持っていた。ここ数年で多くの中国人が真相を知り、目を覚ました」
1万人のパレード隊は延々と続き、マンハッタンの繁華街を練り歩き、人々に真実と希望を伝えました。