香港で毎年7月1日に行われる恒例の抗議デモが、今年も登場しました。現場からの報道をご覧ください。
記者
「ここは香港7.1デモの現場で、ビクトリア・パーク前の高架の上です。今年のテーマは『悪法の撤回 林鄭の退陣』です。デモ隊の先頭を歩いているのは車椅子の市民や子連れの母親たちです」
午後3時、デモ隊の先頭がビクトリア・パークから出発しました。多くの民間団体や政治団体、メディア関係者などもデモに参加しました。
香港公民党立法会議員 楊岳橋氏
「今日の7.1デモは6月の『逃亡犯条例』改正案に反対する100万人デモの続きである。今回もはっきりと行政長官に改正案の完全撤回を求めている」
ジャーナリストで中国問題専門家 程翔氏
「香港の抗争は世界に伝わり、世界20以上の都市で同時に集会が開かれている。中共が一貫した態度で抑圧・禁止すればするほど、この問題を取り上げる必要があるとみんなは考える」
香港大紀元時報 Germine Tse氏
「新聞は将来歴史の一部分となる。だから我々は真相を報道し続け、真実を報道する理念を貫いている。メディアには政府を監視監督する責任がある。だから我々は市民の味方になって、共に歩んでいく」
法輪功学習者による天国楽団の勇壮な音楽が、真夏の暑さを吹き飛ばしました。
33度の高温の中、市民たちは心の声を伝えるため、ゴールまで行進しました。
香港市民 羅さん夫妻
「我々の政府は市民の声を聞き入れない。行政長官のせいでみんなが悩んでいる」
「行政長官に我々は平和的な市民であることを知ってもらい、平和的に我々の声を伝えるためだ」
デモでは、「香港人、最後までがんばろう」「香港がんばろう」などの大型横断幕が掲げられました。午後8時になっても人の流れは絶えることがなく、デモ行進は続きました。人々は平和的で理性的な方法で、心の声を伝えました。