7月1日夜、香港では一部の若者が立法会に突入し、議会を占拠しましたが、2日未明に、警官隊によって強制排除されました。
1日午後1時半頃から、デモ隊の一部の人が立法会の壁面に台車をぶつけるなどして、立法会突入を試みました。その際、立法会の中には大勢の警官隊が待機していましたが、デモ隊の行為を止めることもせず、眺めるだけでした。
夜になって、デモ隊はガラスを割り、立法会の中になだれ込みました。壁にスプレーで「ひまわり香港」「キャリーラム退陣」などのスローガンを書き、内部の備品を破壊しました。
2日未明、武装した機動隊が出動し、催涙弾を発射するなどして、立法会周辺にいたデモ隊数百人の強制排除に乗り出しました。
午前4時頃、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は警察本部で緊急記者会見を開き、抗議者らの破壊行為を強く非難し、厳しく責任を追及すると述べました。
米国務省の報道官は、デモ隊が立法会に突入した際、各部門が暴力の使用を避けるよう促しました。報道官は香港の成功は法治と、表現の自由や集会の自由といった基本的な権利の尊重にあると述べました。