17日、ワシントンD.C.で開かれた第2回「宗教の自由を促進するための国際閣僚会議」で、法輪功学習者が自身と家族の中国での迫害経歴を述べました。国際社会には中国で続いている中国共産党による迫害の制止を呼びかけました。
張玉華(ちょう・ぎょくか)さんは南京師範大学でロシア語学部の主任を務めていました。法輪功の修煉を放棄しなかったため、4度も当局に逮捕され、合わせて7年以上拷問などの迫害を受けました。張さん自身はのちに海外に逃れることができたものの、夫の馬振宇(ば・しんう)さんはいまだに刑務所の中で迫害を受けています。
法輪功学習者 張玉華さん
「私は昼も夜も夫を心配している。他の多くの法輪功学習者同様、彼も拷問で殺されるかもしれない」
米国政府の人権要員と国際機関の代表を前にして、張さんは臓器狩りなど、中国共産党による残酷な迫害手段について暴露しました。
法輪功学習者 張玉華さん
「先月、ロンドンの独立民衆法廷は、中国では臓器狩りが長年、全国範囲で行われており、臓器の主な出所は法輪功学習者であると結論づけた」
張さんは米国と国際社会に対し、20年も続いている中国における残酷な迫害の制止を呼びかけました。
米国際宗教の自由委員会 トニー・パーキンズ氏
「恐ろしいことだ。聞くに耐えられない情報が伝え出されている。決して容認できない」
法輪功学習者 張玉華さん
「米国政府と国際社会が直ちに行動を起こしてほしい。中共を真に懲罰できる行動を起こし、臓器狩りの進行に歯止めをかけてほしい」