【動画ニュース】「香港市民の声を世界に」催涙弾に晒されながらデモ現場からライブ

香港で6月から続いている「逃亡犯条例」改正案に反対するデモは、政府が市民の要求に応じないため、毎週エスカレートしています。香港市民の声を世界に伝えるため、新唐人・大紀元メディアグループの記者は現地に赴き、催涙弾に晒されながら現場の情報をライブでお届けしています。記者のカメラと共に、緊迫したデモの現場にご案内します。

新唐人記者 柯婷婷
「催涙弾を発射しました!」

香港で生まれ育った柯婷婷(か・ていてい)記者はライブ放送のために、ニューヨークから香港に戻りました。催涙弾やゴム弾が飛び交う最前線の様子を、ライブで全世界の視聴者にお届けしています。

新唐人記者 柯婷婷
「現場は煙が充満しています!」

2か月間続いているデモで、警官隊が市民に発射した催涙弾はおよそ1000発、ゴム弾は160発、スポンジ弾は150発に上ります。新唐人記者は現場の状況をよりはっきり伝えるため、なるべく防毒マスクなどを着用しないまま、ライブ放送に臨んでいます。

新唐人記者 柯婷婷
「警察は記者のところに催涙弾を発射しました!」

8月3日、尖沙咀(チムサーチョイ)でライブ放送に臨んでいた柯婷婷記者は、警察が放った催涙ガスを浴び、気を失いかけました。

新唐人記者 柯婷婷
「私は防毒マスクとゴーグルを取り出し、着用しました。カメラを高く持ち上げて、撮影を続けていました。しかし、15秒くらいすると、目が開けられなくなり、ぼやけてきました。突然目の前が真っ暗になり、それから地面に倒れました。意識が朦朧としていましたが、誰かが『救援!救援!』と叫ぶのがかすかに聞こえました。そして誰かが塩水で私の目を洗い流してくれました。それから3分ほどして、起き上がることができ、撮影を続けました」

「上の住居のところまで煙が蔓延しています」

現場では、記者たちはいつも最前線を駆け抜けています。大紀元の黃曉翔(こう・ぎょうしょう)記者は、催涙弾を浴びせられ、腕が赤く腫れ、焼けるような痛みを味わいました。

新唐人記者 柯婷婷
「他の記者も経験しています。黃瑞秋記者も催涙弾を浴び、呼吸困難になりました。彼女もデモ隊の市民が塩水で目を洗い流してくれました」

いっぽう、香港警察は先週から、カメラに向け強いライトを当てるなどして、記者の撮影を妨害しています。

新唐人記者 柯婷婷
「警察は強い光を記者のところに当て、カメラを妨害したりします。ライトを消すよう求めても、彼らは無視しました」

デモが長引くに連れ、当初はデモの情報を封鎖していた中国当局は戦略を変え、「デモは暴動であり、デモ隊は暴徒である」と中国国内で伝え始めました。中国共産党に買収されていない数少ない独立メディアとして、新唐人テレビと大紀元時報は真実を伝え続け、世界の人々が香港の現状を知るための貴重な窓口となりました。

新唐人記者 柯婷婷
「今日、強制排除終了後、隣でずっと私の解説を聞いていた市民が、『香港市民の声を報道してくれて本当にありがとう』と言ってくれました。最前線では警察の強制排除に遭うときもありますが、我々は現場の生の情報を視聴者に伝えようと思っています」

8月2日から5日だけでも、新唐人大紀元メディアグループは香港の複数のデモ現場から、30時間以上のライブ放送を行いました。

新唐人本部 黃萬青
「我々は毎週ライブ放送を行う予定です。我々は自由を勝ち取るために、暴政と戦う香港市民を支持します。香港市民が抗争をやめない限り、ライブ放送を続けます」

 
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