米国のペンス副大統領は5日、中国の人権や信仰の自由のために戦っている「国際信教の自由円卓会議」のメンバー四人と会談しました。出席者らは人権侵害に関わっている中国共産党高官らのリストを副大統領に手渡しました。副大統領は、米国は中国の人権、信仰の自由のために声を挙げ続けると示しました。
ホワイトハウスによると、ペンス副大統領は米国際信教の自由担当大使、サム・ブラウンバック氏とともに、ワシントン法輪功協会の副主席、陳基軍(ちん・きぐん)氏、人権団体・公民力量の創設者の楊建利(よう・けんり)氏、世界ウイグル会議執行委員長のオメル・カナト(Omer Kanat)氏、「対中国援助協会」の傅希秋(ふ・きしゅう)氏など、「国際信教の自由円卓会議」のメンバー四人と会談しました。
副大統領は会談の中で、トランプ政権は中国を含む世界各国の宗教信仰者に協力すると再度強調し、米政府は引き続き中国の人権問題、特には信仰の自由のために声を挙げると示しました。
傅希秋(ふ・きしゅう)氏はツイッターで、「中国共産党は文明世界の最大の脅威であるとして全員見解一致した。ペンス副大統領は秋頃に2回目の中国政策に関する演説を行う予定だ」と投稿しました。
また、「ペンス副大統領には、トランプ大統領とともに世界を欺いている中国の貿易・経済政策に挑戦していることに感謝すると伝え、多くの中国人もトランプ大統領を支持しており、大統領と副大統領の中国人ファンはアメリカ人より多いと伝えた」と述べています。