米国のペンス副大統領は19日、ミシガン州デトロイトでの演説で、主流メディアの米国経済の景気後退報道に対して反論しました。同時に、トランプ政権は中国共産党がこれ以上不公平な貿易を通して米国の利益を損なうことは許されないと強調しました。
最近、一部のメディアが米国経済に景気後退の可能性があると報道しました。これを受け、ペンス副大統領はデトロイトのイベントで、米国経済は依然として好調であると述べました。
ペンス米副大統領
「主流メディアによる多くの無責任な報道にも関わらず、米国経済は好調だ。米国経済の見通しは依然として好調だ」
副大統領は米国の民間が、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を早急に批准するよう国会を促すことを望んでいます。
ペンス米副大統領
「USMCAは実際は、今後の全ての貿易協議におけるテンプレートになる。EU、英国、日本、さらには中国ともだ」
米中貿易戦争に言及した際、副大統領は中国当局は国際貿易において長年、多くの不公平な政策や不法手段を講じてきたと指摘しました。
ペンス米副大統領
「中国共産党は自由で公平な貿易に反する一連の政策を用いた。例えば関税と割り当て、為替操作、技術の強制移転、知的財産権の窃取と工業補助金など」
また、中国共産党は不公平な貿易を通じて長年米国の利益を損なってきたが、トランプ政権下ではこれ以上続くことはないと強調しました。