香港の「逃亡犯条例」改正案をめぐる抗議活動は、6月9日の103万人の大規模デモから3か月近く続いています。世界各地でも香港市民を支持する集会が毎週のように行われています。8月31日、東京でも支持集会を行い、香港の人々にエールを送りました。
記者
ここは東京の新橋駅です。香港人留学生や市民の皆さんがパネルを掲げ、シュプレヒコールをあげながら、香港市民にエールを送っています。
黒い服を着た参加者たちは、香港の自由を守ると書かれたパネルなどを掲げて、右目に手を当てています。8月11日に右目にビーンバッグ弾を受けて眼球が破裂した香港人女性を声援すると同時に、もっと多くの市民が香港に関心を寄せるよう呼びかけました。
日本人の参加者
「香港に自由をというのと民主化。アグネス・チョウさんも捕まったじゃないですか。大変なことだと思って、何かできないかなと思って」
「自由はタダではない」。香港では若者たちが、失われつつある自由を守るために、命をかけて戦っています。
東京香港人共同戦線代表 平野鈴子さん
「香港が一国二制度じゃなくなったら、香港は香港ではなくなるし、次に狙われるのは台湾、日本ということもありますし、何よりも私たちはやはり自由が好きなので、その心は国が違ってもみんな一緒だと思っています」
日本在住の香港人 李さん
「我々はネットメディアとして、仕事として、皆さんのために正しい情報を発信する。支持を求めているのではなく、まずはこのことを知っていただきたい。それから支持するか反対するかを判断してほしい」
集会の参加者たちは、より多くの人々に香港の真相を知って欲しいと願っています。レノンウォールには次々と、市民からの応援メッセージが貼られていきました。
日本の市民
「僕は絶対香港を支援したいと思います。支持しています。天安門事件を思い出すんですよね。だからあの事件はどっちかと言うと、香港のデモ隊の中にもしかすると、中国の共産党が入り込んでいて、デモを煽って煽って、事件化にしようとしているような感じしているんですよ。だから、それに負けないで冷静に行動していただいて、冷静に反対して欲しいなと思っています」
また、多くの市民が自由のために戦う香港市民のためにメッセージを送り、香港人は孤独ではないと励ましました。
日本の市民
「希望を捨てないで、頑張ってください。応援しています。香港頑張れ!」
日本の市民
「香港の人々、頑張ってください。日本人も応援しています。中国共産党は世界の敵です。人類の敵ですよ、はっきり言って。いつまでもああいう政党が中国を支配できないと思います。中国の内部の人々も、立ち上がって欲しいと思う。いつまでも共産党の力に怯えていないで、立ち上がって欲しい」