【動画ニュース】新唐人記者 暴力団メンバーに襲われながらも「真相を伝えるのはメデイアの義務」

16日、香港記者協会は声明を発表し、近日発生した暴力団関係者および悪意のある団体によるジャーナリストに対する暴力行為を非難しました。新唐人記者も先日、暴力団メンバーと見られる男に暴力を振るわれました。

新唐人記者 黃瑞秋
「私が彼に警察を支持するのかと一言だけ聞きました。すると彼が近づいてきて、殴ってきました。私が持っていたライブ放送用の機器を叩き落としました」

9月15日、警察が北角(ノースポイント)で強制排除を行なっていた時、複数の攻撃性のある武器を持った福建人暴力団メンバーが、市民や記者を無差別襲撃しました。しかし、警察はこれらの暴力団メンバーを逮捕しなかっただけでなく、盾を使って彼らの顔を隠し、記者の撮影を妨害しました。

黃瑞秋(こう・ずいしゅう)記者がこの3か月で経験したのはこれだけではありません。なんども催涙弾を浴び、8月31日の銅羅湾(コーズウェイ ベイ)での強制排除の際には、目の前で若者がゴム弾に撃たれて倒れるのを目撃し、大きな衝撃を受けました。

新唐人記者 黃瑞秋
「突然ある若者が私の前で倒れました。転んだと思い、引っ張って起こそうとしましたが、起こせませんでした。彼は腹部を抑えて、銃に撃たれたと言いました」

当日夜、警察の暴力で複数の市民が殴り殺されたとされる太子駅が封鎖されたあと、黃瑞秋(こう・ずいしゅう)記者は一人で隣の石硤尾(せきこうび)駅に行きました。警官に背中を押されて駅から追い出されましたが、駅の外で大勢の警官隊と警察車両12台が待機しているのを発見しました。当時、現場には警官隊以外誰もいなく、新唐人はこの光景を記録した唯一のメデイアとなりました。

いっぽう、香港警察の記者に対する妨害行為もエスカレートしています。市民を逮捕する際に盾でカメラを遮るだけでなく、記者に向け催涙弾やゴム弾などを発射し、すでに複数の記者が負傷しています。危険が伴う最前線で、恐れることなく報道を続ける理由を黄記者はこのように述べます。

新唐人記者 黃瑞秋
「真相を報道するのはメディアとしての義務だと思っています。この社会で誰かが必ずメディアをやるでしょう。真相を伝えることはとても大事です。例えば中国では、14億人がメディアの統制で真相に触れることができず、彼らの多くの考え方は普遍的な価値観に合わないのです」

新唐人と大紀元は香港の反送中デモの最前線で報道を続け、世界各国と中国の人々に真相を伝え続けています。そのため、中国共産党の目の敵となり、ライブ放送に対する妨害を行うよう命令が出されたとの情報も伝わりました。その翌日、ライブ放送中の新唐人記者が何者かに足を引っ掛けられたり、高所から液体をかけられる事件が発生しました。

 
関連記事