AFPの報道によると、この記者は30日朝、マスクを着用した年配の男性が家具屋の前の路上に倒れているのを発見した。男性は手に買い物袋を握ったまま、仰向けに倒れていた。現場には通行人が数人いたが、誰も近づこうとしなかった。
しばらくして、救急車両が到着し、防護服を着用した警察や医療関係者が現場に到着した。
医療関係者が青色の毛布で男性の遺体を包んだ。
救急車が離れた後、同様に防護服姿の警官が段ボール箱で男性が倒れていた場所を覆った。
AFPの記者は男性の死因については確認することができなかったという。
記者はその後、現地の警察と保健当局に問合せたが、詳しい情報を得ることはできなかった。
ただ、警察や医療関係者が全員防護服を着用していることや現場の目撃者らの反応から、恐怖が街全体を覆っていることは確かであると感じた。
男性の近くに立っていたパジャマ姿の女性は「間違いなくウイルスに感染して死亡したんだ。恐ろしいことだ!最近多くの人が死んだ」と話した。
男性が倒れた場所は、武漢第六医院からわずかワンブロック離れたところだった。