中共ウイルスが世界的に流行している中、アフリカの政府関係者は、アフリカ人が中国で「人種差別による虐待」を受けているとし、公に中共に抗議しました。ネット上に投稿された動画には、多数のアフリカ人が外に追い出され路頭を彷徨う様子や、警察に追いかけられて地面に押し倒される姿が映されています。 また、アフリカ系米国人も襲われているとし、米国務省は4月11日、アフリカ系米国人に広州を避けるように勧告しました。
在中国ナイジェリア人
「神様!私たちを見てください。中国南方にいるナイジェリア人です。家もない。ホテルにも泊まれない。家にもいられないし、中国のどこにもいられない」
ナイジェリア駐広州総領事館外交官 Anozie Maduabuchi Cyril
「内耳エリア人の旅券を返してください。(これは誰の?)ここにいるのは何人?」
この映像では、ナイジェリアの外交官が防護服を着た警官の手からパスポートを取り戻しています。現場にいる中国の政府関係者に、アフリカ人が14日間の隔離のあと、検査で陰性と判明したのに、なぜ再度14日間隔離されないといけないのかと問い詰めています。
12日、中国のアフリカ諸国の大使たちは連名で王毅(おうき)外交部長に書簡を送り、アフリカ人に対する差別に不満を示し、アフリカ人に対する強制的なウイルス検査や隔離、およびその他の非人道的な扱いをやめるよう求めました。
近日、広東省広州市では、多くのアフリカ人が家主から追い出されたり、中共ウイルスの検査を何度も強制されたり、公共の場所で差別されるといったことが多発しています。
書簡では、一部のアフリカ人が受けた不公平な扱いを列挙しています。例えば、夜中にホテルから追い出されたり、パスポートを没取されたり、さらにはビザを取り消され、強制送還されるといったことです。
大使たちは書簡で、このような差別により、ウイルスはアフリカ人によって拡散されたと誤解されかねないと懸念を示しました。
アフリカ連合の議長および複数のアフリカ政府は、相次いで中国大使を呼び出し、広州でのアフリカ人の差別的な扱いに「重大な懸念」と不満を表明しました。米国務省もアフリカ人に対する中共政府の「外国人嫌悪」の行為を非難しました。