中共の情報隠蔽が原因で中共ウイルスが世界的に蔓延していますが、中国では最近、外国からの「輸入型」感染が迅速に広がっています。黒竜江省の綏芬河市(すいふんが-し)に続き、内モンゴルの満洲里でも感染例が急増しています。大紀元が入手した内部文書によると、内モンゴルでは中共ウイルスのほかに、3分の1の地域でペストが発生していますが、この情報は現在封鎖されています。
中国メディアは、中共はすでにロシアとの国境を全面的に封鎖し、少なくとも16万人の中国人がロシアにとどまっており帰国が困難な状況に陥っていると報じました。大紀元はこのほど、内モンゴルの満州里税関が行っている「中共ウイルス」核酸検査関連文書を入手しました。文書には、満州里税関は4月8日に閉鎖されたものの、依然として大勢の中国人がここから帰国しており、帰国者の中の感染者の割合が増加し続けていると記されています。
満州里でホテルを経営する湯さん
「税関はすでに封鎖されており、ロシアからの帰国者は、病院や大型ホテルといった隔離場所へ直接連れて行かれる。密入国が間違いなく行われている今、外国から来る人はすべて体温を測って発熱の有無などを検査する必要がある。地元の人間が帰ってくるときも含めて隔離される」
また、内モンゴル政府機関の一つである「内モンゴル自治区総合疾病予防制御センター」の4月13日付けの「疫病報告」には、内モンゴルの合計12都市のうち1/3の地域でペストが発生していると記されています。ペスト関連文書には「非公開」と記されています。
内モンゴル自治区のウランチャブ市在住の趙さんは、ペスト関連の情報は中共肺炎の発生が隠匿されたのと同様に封鎖されたため、多くの人が被害に遭うと憂慮しています。
内モンゴル ウランチャブ市在住の趙さん
「何日も前から消毒している。恐らく3人が死亡した。非常に危険だ。油断大敵だ。大きな被害が出る」
3月30日のシリンゴル盟衛生保健委員会のペスト予防と防御コスト申請文書によると、「ペスト予防・防御作業の深刻な状況」に対応するため、殺鼠用燻煙剤32万元の購入申請が提出されました。実際に内モンゴルでは昨年、ペストのヒト-ヒト感染が起きており、シリンゴル盟の患者2人が北京で診断され、その後内モンゴルの複数の地域でも感染が確認されました。
シリンゴル盟の王さん
「今回のペストは、去年の冬に一回起きていた。あの時は殺鼠剤をまいて全力でネズミを殺した。最近そういう話は聞かない。この辺りはそれほど緊張していないので、知らせる必要がある」
大紀元が入手した中共内部文書には、内モンゴルで憂慮される以下の五大疫病リスクが記されています。
①感染した中国人帰国者による「輸入型」感染の拡大、②中共肺炎患者が回復した後に陽性に転じるケース、③自治区の1/3の地域でのペスト発生、④中共肺炎の無症状感染者の管理、⑤武漢や湖北省と他都市を結ぶルートの封鎖が解除された後に、これらの地域から人が流入するリスクです。