中共ウイルスの流行で大きな打撃を受けている世界の国々は、中共依存からの脱却を検討しはじめています。 米国唯一のレアアース鉱山では、レアアースの精製能力を強化し、中国への依存から脱却するために、現在従業員の募集を開始しました。
カリフォルニア州南部にある米国唯一のレアアース鉱山は、労働力を拡大し、2020年末までに中国の関与なしにレアアースの精製と加工産業を再開することを目指しています。
鉱山を所有しているMPマテリアルズ社の最高経営責任者(CEO)リティンスキー氏は、この特殊鉱物の抽出物は、武器やハイテク製品を作るための重要な材料であると述べます。
MPマテリアルズ社CEO ジェームズ・リティンスキー氏
「電気自動車にしろ、風力発電機、ロボット、ドローンにしろ、全てのモーション業界が我々の材料を必要としている」
現在、中国はレアアース鉱石を含む17種類の鉱物の最大の加工・生産国であり、その代替品はまだありません。
統計によると、2014年から2017年にかけて米国のレアアース輸入の80%が中国からのもので、毎年約5万トンのレアアースが加工のために中国に出荷されています。
米中貿易戦争によって、中国は米国から輸入するレアアース加工品の関税を引きあげ、25%に達しています。
MPマテリアルズ社は、国防総省から提供される4000万ドルの資金を待っているとし、さらに、米国のレアアース精製能力を回復させるために、設備の再開にも2億ドルを投じています。
また、米エネルギー省は4月14日、レアアースの利用可能性の向上と効果的な代替品の開発を目的とした基礎研究費1800万ドルを提供すると発表しました。