「中共は疫病を隠蔽&証拠隠滅」ファイブ・アイズの調査報告

オーストラリアのメディアは5月2日、中共が世界中で幾千万人もの命を奪った感染症の証拠を意図的に隠し、破壊したと主張するUKUSA協定締約国の「ファイブ・アイズ」による調査の書類を発表しました。

オーストラリアメディア、デイリー・テレグラフが、ファイブ・アイズの15ページにわたる調査報告書を入手しました。報告書では、中共が疫病が発生していることを故意に隠蔽、またはその証拠を隠滅したことで、世界中の多くの人々が命を失ったと指摘しています。

オーストラリア首相 スコット・ モリソン氏
「豪州は引き続き、情理にかなう調査を行う。教訓を汲み取り、再発を防ぐためだ」

報告書では、中共はウイルスが人から人へ感染する可能性を否定し、最初にウイルスの発生を外部に知らせた医師を強制的に黙らせ、実験室でのウイルスの証拠を隠滅し、さらに国際社会の科学者に生きたウイルスサンプルを提供することを拒否するなどして、最終的には流行を拡大させたと指摘しています。

報告書では、中共の疫病処理の時系列を明確に示しています。

2019年12月30日、内部告発者の李文亮医師が注意喚起を行いました。その翌日、中共はインターネット上の関連情報の検閲を開始し、「SARS変異」や「武漢の原因不明の肺炎」などのキーワードを削除しました。

そして1月1日には、ウイルスの感染源や経路、感染者数を調査するのではなく、直ちに武漢の海鮮市場を閉鎖して消毒を行いました。その後、湖北省衛生健康委員会は症例サンプルの破棄を要求し、デマを広めないよう呼びかけました。

さらに1月10日には、中共幹部がCCTVのインタビューで、この疫病は「予防可能でコントロール可能」であり、「医療従事者の間では感染例はなかった」と語りました。 世界保健機関(WHO)は、台湾や香港の専門家から警告書を受け取った後も、中共を擁護しています。

カナダ首相 ジャスティン・トルドー氏
「非常に重要なのは、我々は何が発生したのかを正確に理解する必要がある。中国を含む関連国家に問題提起し、これは我々が求めていることだ」

ファイブ・アイズの報告書は、中共が伝染病の流行を隠蔽し、国際的な透明性を損ない、結果として幾千万人もの尊い命が失われたと指摘しています。

 
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