武漢で再度感染確認 市内全体で核酸検査実施?

武漢のある居住区で先週中共ウイルスの感染が発生しましたが、ほとんどが無症状感染者だったため、不安が広がっています。武漢市防疫当局は11日、緊急通知を出し、10日以内に市内全体の核酸(PCR)検査を行うと発表しました。武漢市民は、当局はまた流行を隠蔽しているのではないかと疑っています。

武漢市「東西湖三民」居住区で先週感染が確認されてから、Twitterの投稿によると、「この居住区の住民の健康QRコードは全て赤色に変わり、入り口では特殊警察が見張っている」「300人あまりが隔離され、13人の感染が新たに確認され、居住区はすでに封鎖されている。出勤していた人も出勤できなくなった」とのことです。

12日、武漢市民の張展さんがこの居住区を訪れたところ、周辺の住民はみな核酸検査を受けており、道路沿いの商店は全部閉まっていました。撮影をしていると、補助警官に止められ、居住区の住民も取材を嫌がっていたと言います。

当局の動きに対し、武漢市民は当局は一貫して隠蔽しているため、公式発表のデータは数字に過ぎず、大規模の検査を実施するということは流行が深刻であることを物語っていると考えています。

武漢市民 丁さん
「この流行が発生して、状況が深刻だから、核酸検査を行うのだろう。全部自費だ。国は何もしてくれない。人々を一か所に集めて管理するが、1日1000元以上かかる。1か月の収入はわずかなのに、特に仕事のない人は金もなく、どうしたらいいのか?飛び降りるしかない」

武漢市防疫当局は11日、緊急通知を出して、10日以内に市内全体で核酸検査を展開すると知らせました。武漢市民によると、緊急通知ではスクリーニング検査を実施するとしているが、どれほどの人数に対して行うのか、費用は誰が負担するのかなどについては言及していないとのことです。

武漢市民 李さん
「全ての居住区で、用事がなければ外出しないよう警告している。政府が通知を出したが、10日以内に、居住区を中心に核酸検査を行うと言っている。全員検査するのか、どのように検査するのか、費用はどうするのかなど、詳しいことは何もない」

武漢市民は、当局は無症状感染者は感染者としてカウントしないため、確認されていない無症状感染者が一体どれほどいるのか知る由もないので、市民の間で不安が広がり、外出をなるべく控えていると述べています。

武漢市民 丁さん
「下っ端の幹部は、正直に言うと、いい加減に対処しているだけだ。以前は管理が行き届かず、検査に問題があっても隠蔽してきた。その結果、流行が再度出現した。コントロールできないので、外出を禁止にしている。ロックダウンすると、権力者は何倍もの値段で物を売りつける」

武漢市民によると、武漢は封鎖が解除されたと言っても、居住区の管理はずっと厳しいままで、出入りの際はQRコードのスキャンと登録が必要で、感染者の出ていない居住区では各家庭から1日1人しか外出が許されず、買い物の時間も2時間に制限されているといいます。

 
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